一眼レフで背景をぼかした写真を撮りたい! 初心者が押さえておきたいポイントは
せっかく一眼レフを買ったのなら、背景がぼやけたおしゃれ雰囲気の写真を撮ってみたくなりませんか?
難しそうに見えるかもしれませんが、写真のボケを自由に調節できるようになると表現力がアップしますよ。
ぼかした写真の魅力
被写体の後ろがボケた写真は主役を引き立たせ、おしゃれな印象になります。
ボケの具合によって写真から伝わるイメージも変わります。
このようなボケた写真はデジカメやスマホではなかなか撮ることができません。
大きなボケのある写真が撮れるのが一眼レフの特徴です。
そもそもボケとは
ボケとは写真のピントが合わずぼけやた領域のことを指します。
ボケにも種類がある
ボケにもいくつか種類がありますので一般的なものをご紹介していきます。
前ボケ
手前をぼかした構図の写真を前ボケといい、奥行きのある写真が撮影できます。
前ボケが強いほど、ふんわりした印象になります。
後ボケ
今回説明する主役にピントが合い背景がボケている写真のことです。
ボケ表現として一番よく使われています。
玉ボケ
背景に丸い光を入れることを玉ボケといいます。
キラキラとしたファンタジーな雰囲気で写真を撮ることができます。
イルミネーションの光や太陽の光の反射をぼかすことで撮影できます。
一眼レフを使って背景をぼかしてみよう
実際にきれいなボケのある写真を撮るために必要なポイントをご紹介します。
- モードを絞り優先にする
- カメラを主役に近づける
- レンズをズームして撮影する
モードを絞り優先にする
まずはカメラのダイヤルを回してモードをAvに合わせてみましょう。
これは絞り優先モードといって、F値のみを自分で決めて他の設定はカメラに任せるモードになります。
F値を小さくする
絞り優先モードでF値の数値を出来るだけ下げることで、ボケの領域が大きくなります。
限界までF値を下げることを絞り開放といいます。
ボケを弱めたいと思ったら、F値を上げてピントの範囲を調節するとよいでしょう。
F値とは
レンズの中には絞りと呼ばれる入ってくる光の量を調節する穴があります。
F値を変えることでピントとボケ具合を調節することができます。
カメラを対象物に近づける
ぼかした写真を撮るには、できるだけ撮影したい対象物にカメラを近づけましょう。
ただしあまり対象物に近づけすぎるとピントが合わなくなるので、ほどほどの距離感を保ちましょう。
レンズをズームして撮影する
レンズによってもボケに違いが出てきます。
ズーム機能のある望遠レンズなら、レンズを最大までズームして対象物に近づく方がよりボケた状態になります。
ボケやすい単焦点レンズで撮影する
ここまでご紹介してきたテクニックより、ボケにこだわりたいなら単焦点レンズをおすすめします。
単焦点レンズはズームすることができませんが、レンズキットに付いてくるレンズよりも絞り値が小さく、より背景がボケて柔らかい雰囲気に撮影することができます。
カメラを持ち歩くことが多いなら、サイズがコンパクトで軽量なパンケーキレンズもあります。
まとめ
最後に一眼レフで写真のボケを撮るためのコツを再度まとめます。
- モードを絞り優先にする
- カメラを対象物に近づける
- レンズをズームして撮影する
ぜひこちらの記事を参考にしてぼかした写真に印象的な写真にチャレンジしてみてください。